SD三国伝のストーリー・プラモデルの展開はなぜまた初期に戻るような展開になったのでしょうか?
ネタ切れなのでしょうか?
三国志の物語自体がまず
黄巾賊の乱→董卓の暴政から群雄割拠
官渡大戦→赤壁からの三国擁立
諸葛亮vs司馬懿の五丈原→姜維の奮迅から晋の統一
までの3本に大きく分かれています。
三国伝が始まった当初、BB戦士は虫の息で
打ち切りのような感じで最後までキットが発売されないシリーズが2本も続いた後でした。
ですので三国伝は「いつ打ち切ってもいい」というプランで始まったものと思われます。
(最初のシリーズに孫権や司馬懿がいるのはおそらくこのため)
そういうわけで、大量に序盤に出たけどキット化されなかった武将や軍師が生まれました。
彼らを放置したまま、物語は進まざるを得ず、
一例ですが本来の三国志演義ならすでに死んでいる孫策・孫堅や太史慈などが
後半になって一気にリリースされたのを見るに
バンダイとしても「出したいが、話の流れ上もう出せない」という状態になっていたものと思われます。
(例えば董卓や公孫贊は三国伝の中ですらもう死んだ扱いなので結局発売できませんでした)
ここに降って沸いたのがアニメ化の話です。
アニメになる、ということは以前は三国伝を知らなかった多くの人に広告を打てるということになります。
そんな折、三国伝を知らない視聴者が玩具売り場に言って眼にするのが
40近いナンバリングが振られたシリーズだったら
(特に親御さんは)購入したくないと思うでしょうし、子供ももう終わっている(結末の見えている)シリーズに手を出そうとはなかなか思えないものです。
(現行シリーズを購入している若年層が今回の真化に反発や疑問を抱くのと似た理屈です)
そこで、三国伝のナンバリングだけでなく
BB戦士そのもののナンバリングも廃止し新たなシリーズをアニメに沿って展開することにしたのだと思われます。
箱絵のサンライズ商標が三国伝ではガンダムの顔ですが
真三国伝では劉備のものになっているのが確認できると思います。
簡潔に言うのなら
・アニメ化による新たな購入層にあわせたリセット
・序盤にキット化できないまま死んでしまった武将や軍師のキット化の機会を与えるため
この二つに集約されると思います。
ぶっちゃけ、三国志演義は長い上に大量の武将が出てきますし
決まった終了時点があるので「ネタ切れ」というものは存在しません。
プラモデル主体のストーリーの方は、天熾鵬 司馬懿サザビーにて完結しました。
この春からTVアニメ化するので、アニメ版のキットとして、改めて真シリーズが始まったんですよ。
つまり、
従来シリーズ→BB戦士のオリジナルシリーズの一つとしての展開
真シリーズ→TVアニメ「SDガンダム三国伝」のプラモデルとしての展開
といった感じです。
これまで出ていなかった武将もキット化されますし(現時点で公孫サン・董卓が発売決定済み)、個人的には歓迎すべき事態かな、と思っていますw
真シリーズからTVアニメに対応した物になります。番号も今までのBB戦士から三国伝のみの物に変更になったので、単純に一からやり直しと言うことだと思います。
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